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コピーライター的、戯言目録。

福岡拠点のコピーライター・プランナーです。日々の仕事で得た色んな手法をまとめています。

「滑り台効果」の簡単な実演とターゲットのオトシドコロ。

コピーの書き方 販売促進 上手な文章の作り方

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コピーライティング、セールスレターライティングの際によく用いられる滑り台効果という概念。



マーケター担当の方であれば一度や二度はお耳にしたことがございますでしょう。



特定の商品サービスを紹介するレターを読者に読み込ませるテクニックのようなもんです。



タイトル、キャッチコピーで読者を惹きつけ、商品サービスに紐付くボディコピー、ストーリーライティングでいつの間にやらスルスルと本文末尾まで読者を誘導する。ひいては、読者にこちらの見込む行動まで取らせてしまう。



なんとも恐ろしい手法でございます(´・ω・`)




諸説ありますが、滑り台効果を得るためには以下の二点に着目すればいいんじゃないかと勝手に理解しております。


  1. キャッチコピーに強烈な謎を与え
  2. ボディコピー(本文)と商品でその解明を行なう


あくまで広告は見られない、読まれないという前提がありますので、この考え方は非常に重要。



ぼくも広告なんて大っ嫌いです。理由は簡単、邪魔だから、生活において。



だから「赤ちゃんがいる家庭にもオススメ!超軟水でおなかにやさしいウォーターサーバー!」なんていう陳腐なコピーとタイトルは嫌われてしまうわけです。



無添加・オーガニック、ウォーターサーバーと赤ちゃんをセットで書きたがるライターさん多過ぎです。赤子大迷惑。もう一歩先にいけるコピー書かないと淘汰されますよ!




前置きが長くなりました。せっかくですのでウォーターサーバーを題材に、滑り台効果を意識したセールスレターを書いてみましょう。




基本的なセールスレターライティングのルールに従って順に書き込んでみます。



ーーー パターン①

※朝余裕がある人は見ないでください。40代主婦考案!コンパクト卓上ウォーターサーバーを使ったバタつく朝の時短テク3選

朝6時。目覚まし時計がけたたましく鳴り響き、それと同時に○○家、第一次家庭内戦争の火蓋が切って落とされます。

まず隣で眠る夫を起こし、台所へ。ポッドにお湯を注ぎモーニングコーヒーとこどもたち用の朝のインスタントスープを用意します。

二階のこども部屋へ。何度起こしても中々起きない中二の息子。起こしてるこっちまでイライラ...


でも忙しい朝の時間は待ってくれません。半ばケンカ腰に不機嫌な長男をたたき起こし〜〜〜


ーーー




ーーーパターン②

5つのサーバーを試してわかった!月1万円以内で4人家族が充分に満足できるウォーターサーバーの選びのポイントとは?


お水の種類、サーバーのレンタル費用、メンテナンス費用...そんなこと言われてもよくわかりません 笑

わたしと夫、そして可愛い可愛い二人のこどもたちが安心して、快適に使えるウォーターサーバーが見つけたいだけ。もちろん、少しでも安く、安全に楽しめるものがベストです。

ネット上での広告が過熱するウォーターサーバー。新規契約獲得に必死な業者さんは「無料お試しプラン」なんて大層な特典を用意しています。

このキャンペーンを使って、合計5つのウォーターサーバーを無料で使用してみました!

実際にサービスの異なる業者を5つ比較してわかったことがあります。それは〜〜



ーーー



お気付きの方もいると思いますが、パターン①②ともに単一の商材だけを紹介するレターではありません。要はアフィリエイトとかで使われるレターのイメージです。いくつか商品紹介して、その中から気になるの選べば?みたいなスタイル。



あくまでぼくだったらの話です。


例えばアフィリエイトで広告したいウォーターサーバー見つけたとしたら、そのサーバー単一で紹介するサイトなんてようよう作りません。


なんでかって?


だって無理ありすぎでしょ 笑


対して違いもなくて、そこまで愛着も湧かないウォーターサーバーを、特定の商品だけバカみたいにデタ褒めしたとして、僕が読者なら「おいお前それマジで言ってんのかよwww」って風になるからです。
ウォーターサーバーマニアの方がいらっしゃいましたらごめんなさい(´・ω・`)



おっと、話が逸れそうなので戻します。



①②のレター、この文章からそれぞれ誰をターゲットにしているのか容易にご理解いただけるかと思います。



明らかに一人暮らしのサラリーマンは相手にしてませんよね。家族数人で暮らす、割と一般的な家庭。パターン①の場合、明確にターゲットを主婦に絞っています。主夫かもしれませんけど、数の暴力で主婦に設定してます。



タイトル部分で40代主婦考案!としているのにもちゃんと理由があります。そこはみなさま各々で考えてみてください。




滑り台効果を得るため必要不可欠なターゲッティングとその標的のオトシドコロ 。




簡単な実演の解説もなんだかそこそこに終わらせてしまいましたが、今回の記事でお伝えしたかったのはターゲッティングの重要性その標的をどこで・なんで・どうやって落とすかのオトシドコロを決めてからレターを書くということです。



これをしないまま記事を書き始めるのは、相手が異性としかわかっていない状態でその相手を口説こうとしているのと同じくらいナンセンスなことです。



まずは敵(相手・ターゲット)を定めましょう。そしてその敵がどのような生活を送っているか、商品やサービスを選ぶ際、どういうポイントを重視するか、仮でもいいです、無理くり設定してください。



広告業界ではペルソナ(仮面という意味)を設定するなんていさって表現してます。


ここまでできたらあとは取材とリサーチです。本当にそのレターで効果を上げたいなら、売りたい階層の人たち(ターゲット)に先んじてヒアリングすべきです。どんなときになにを買うのか、どんなことに困っているのか、それを解決するのにいくらくらいなら支払えるか。



これにさらに、キャンペーンや特典、期間限定、保証などのステータス強化魔法をかけていくわけです。



こうしていくことで、冒頭に書いた滑り台効果が得られやすくなります。


  1. キャッチコピーに強烈な謎を与え
  2. ボディコピー(本文)と商品でその解明を行なう


いままでざーっと書いてきたところのほとんどが、2、の解明にあたる部分です。


あとがき

ずいぶん長くなったので、この辺りまでにします。


この辺りのコピーライティングテクはどちらかというとテクニカル寄りになります。クリエイティブって分類では少なくともありません。


ぼくはそのどちらもできるコピーライターになりたいです。クリエイティブかどうかわかりませんが、評判がいいので遊びで作ったコピーも載せておきます。



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