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コピーライター的、戯言目録。

福岡拠点のコピーライター・プランナーです。日々の仕事で得た色んな手法をまとめています。

コピーライター的、チラシ広告作成手順。

チラシの作り方

ぼくはデザイナーではありませんが、チラシだったり、スポンサー広告だったり、いろんな広告媒体作成してます。ご覧の通り、基本的にシンプルな作りです。ソフトは一応イラレCC使ってますが、たぶんある機能の1割も使いこなせてないと思います。

だいたいぼくが作る広告は、冒頭に挙げているようなシンプルなものが多いです。コピーライターなので、キャッチの支配率を全体の3割くらいになるよう配置してます。デザイン性は...ぶっちゃけそんなに気にしていません。


というわけで今回、コピーライターのぼくがどうチラシを作るかの手順をざっくりまとめてみました。ご参考あれ。


手順1 広告の内容決め

まずなにを広告するかの内容決めから入ります。「なにをそんな簡単なことを」とおっしゃられる方もいると思いますが、ここは念入りに詰めます。ここで、チラシの成果が出るか否かの7割が決まるとまで考えています。順にいきましょう。

手順1-1 広告の内容決めの際に最低限抑えるべき5つのポイント

とても基本的なことですが、以下の5つのポイントは必ず毎回設定するようにしています。

  1. 何を広告するか
  2. 誰に広告するか
  3. どこに広告するか
  4. いつ広告するか
  5. どれくらい広告するか

この分析がしっかりできれば、売れる基盤が整います。ペルソナ設定なんか使ってもいいかもですね。せっかくなので冒頭の広告でシミュレートしてみましょう。



  1. 何を→システムバスor洗面化粧台orトイレ
  2. 誰に→筑紫野・太宰府に住んでいる40代〜60代の女性メイン
  3. どこに→福岡のフリー情報誌TODAYの半面広告に
  4. いつ→2月6日から
  5. どれくらい→筑紫野太宰府中心に10万世帯分

といった風になります。


手順2 それらを「どう」伝えるかの方向性決め

ここからがコピーライターの腕の見せ所です。上記で抜き出した5要素をもとに、どのように訴求するかを具体的に考えます。この時点では、まだキャッチコピーは考えません。実際に思考した内容を少しだけ公開します。

◆どう訴求するかの選択肢例

・技術売りの大工集団だからミスや欠陥工事が少ないと訴求する
・数量・期間限定のお得な水周りキャンペーンとして訴求する
・とにかく安さを訴求する
・冷え込みが激しくなる時期だから、リフォームで暖かく・快適にという点を訴求する
・家事や育児が楽になりますよ、と訴求する
・家事ストレスが減り、快適な生活ができるようになりますよ、と訴求する
・みんなリフォームやってますよ、と優しく攻め立てながら訴求する
・大工に直接水回りのリフォームを依頼してみませんか?という提案とその理由を含めて訴求する←今回これ採用

例としていくつかあげましたが、実際はこの3倍くらいどう訴求するかの選択肢をピックアップしてます。明らかに無駄な選択肢も、案外楽しいプロモーションに繋がることがありますので、ぜひフリーダムにアイデアを出して欲しいところです。



手順3 キャッチコピーとボディコピー決め


どう訴求するかのポイントが決まって初めて、キャッチコピーとボディコピーの推敲を始めます。案件によりますが、ぼくはもうこの時点で思いつく限りのキャッチコピーを書き出しました。理由は、ここの大工さんと他にもたくさん一緒に仕事をしていて、戦略戦術を共有しているからです。通常は下記のようにストーリーを仕立てます。

手順3-1 キャッチとボディのストーリーを決める


キャッチ→何がどうだからどうお客さんにとって利益があるのかをわかりやすく書く

ボディ→キャッチをより具体的にわかりやすく説明してあげる


ビジネスの超基本ですが、何かを依頼するとき、関わる業者の数が増えれば増えるだけ、総予算が膨らみます。そこを逆手に取り、普段現場をこなしまくってる大工さんが直接依頼から受ける→変なエージェント、代理店、ハウスメーカーなどの仲介がないため割安、っていう見せ方にしてます。

リフォームの大小に関わらず、どんな家や建物も必ず大工さんが建てています。多くはメーカーからの下請けですが、直請けもできるとこなので直接依頼もいいよね。だから、値段はガクンと落とせるけど、品質は変わらないよ(だって結局どこに任せても作るの大工だし)。

↑この内容をキャッチとボディに落とし込んでいきます。この落とし込みの作業が最もコピーライティングの専門性が求められる部分です。

ちなみにぼくは、だいたいチラシの3割から4割ほどのスペースを、このキャッチ+ボディにするよう心がけています。そうすると成果上がるんですもん。

手順3-2 キャッチとボディ以外のコンテンツの穴埋め


キャッチとボディが仕上がったら、残りのスペースを用いて他に出すべき情報を埋め込んでいきます。このチラシなら「商品」「金額」「特典」「先着人数」「支払い方法」「会社の情報(ホームページのリンクなど含む)」「問い合わせ方法」などです。

自宅やオフィスに投函されるチラシをみると、案外抜けているのが「支払い方法」と「問い合わせ方法」です。ちなみに「問い合わせ方法」で一番最悪なのは「詳しくはWebで!」みたいなやつです。よっぽどの内容じゃない限り、ググってくれません、残念ながら、消費者もそんな暇じゃないので。


手順4 デザイン乗せ

ここからデザインには入ります。ぶっちゃけぼくがチラシ作るときのデザインの優先度は非常に低いです。なんとなくデザインだけよくて全く売れない、レスポンスのないチラシをゴマンと見てきたので。

過去成果が上がらなかったチラシを先方さんから見せてもらって「なんでこのデザインにしたんですか?」って聞くと、だいたい「かっこよかったから、おしゃれだったから、デザイナーからこう上がってきたから」みたいな回答がきます。ダメですそんなんじゃ、消費者視点が一番大事です。デザイナーさんはあなたの商品を買う人じゃない。※くれぐれもデザイナーさん批判をしているわけではありません


手順5 チラシ完成


デザインを載せて、ようやくチラシの完成です。



チラシ自体作るのはとっても簡単ですが、いわゆるプロと呼ばれる人たちは、少なくとも最低限この作業をしています。それをするから成果が上がりやすいってだけの話です。

あくまで今回まとめたのは、チラシの作り方に関する大雑把な指南書みたいなもので、決して真似したら売れる的なものではありません。何事も計画して仮定を立てて実践して反応を見て繰り返し行わないと血肉になりませんから。

誰かの何かに役立てば良いなと思いながら寝ます。


(2961文字、執筆時間20分、iPhoneから投稿)

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