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コピーライター的、戯言目録。

福岡拠点のコピーライター・プランナーです。日々の仕事で得た色んな手法をまとめています。

【制作実績:キャッチコピー】「日常は、アートだ。」

コピーの書き方

こんばんは、福岡でフリーのコピーライターしてます、田中大貴と言います。


突然ですが、最近「田中君って本当にコピーライターなの?」って言われる機会が増えてきて悔しいので、制作実績をまとめていきたいと思います。


早速第一号いくぜオラ。


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ずいぶん前に作ったキャッチコピーです。

とはいえ、身内制作。理事として関わっている一般社団法人Art-Chef(アートシェフ)という団体のリーフレット向けに提案したコピーになります。


芸術関連、アート関連の団体コピーを見ると


「日常をもっとアートに。」とか「もっと感動なんちゃら。」

みたいなコピーを良く見かけます。確かにそういうコンセプトで動いている団体さんは多いのだろうと予測します。



アートシェフの場合はそうではありません。


日常はすでに美しいもの。


という大前提の元、その美しさに気づく、美しさを発見する感性を養うことを目的としています。


すごく上からの物言いに感じてしまった場合は申し訳ありません。が、このコピーの意図をつらつらと書いていきたいと思います。



コピーの意図その① 花は美しくない。




花は美しくない。という表現をしました。もちろん本心ではありません。これには補足が必要で、例えば「花そのもの自体は美しくない。」とするとどういった印象をもたれるでしょうか?


花は「美しくなろう」と思って花を咲かせているのではありません。花はその命を全うするために、花を咲かせているだけです。そしてその花は、花のみならず、多くの生命のエネルギーとして機能しています。


この、生命として懸命に生きる花。それを人間が勝手に「美しい」と言っているだけです。美しいと魅せるのは何物でもない人の感性。今まさに死に直面している人が、道端に割いている花を美しいと感じる余裕は、おそらくないはずです。このあたり経験したことがないので憶測になりますが。


ただし、ちょっと落ち込んでいるとき、元気が欲しいとき、逆に嬉しいことがあったとき、普段目にもくれなかった花が途端にきれいに見えることもあるはずです。そうさせるのも、そのときそのときの人の感性です。



グーッと話をキャッチコピーに戻しましょう。これら諸々の意図があって「日常は、アートだ。」というコピーを提案しました。



コピーの意図その② 既に美しい日常に、気づくことこそが尊い。




さて、日常はもともと美しいものとしているこのコピーですが、それについて述べていきたいと思います。


情景で例えましょう。



例えば、きったない都会の川があるとします。にごりきっていて、やや汚臭もするような川です。もちろん魚なんて泳いでいませんし、鳥たちもその川面に漂うことはありません。


でも、でもですよ。例えば夕方の黄昏の時間。その川に黄金の後光が差し込み、太陽と自分の視線の間にある何の変哲もない気がシルエットとして見えたなら、汚い川と何の変哲もない木が上手にキャンバスを描き、一枚の絵のような情景を創り上げるかも知れません。


このように、自然がつくりあげる芸術というのは間違いなく存在するものだと思います。だから人は、なんとなくの風景でもシャッターを切るのだと考えています。デッサンをする人もいますしね。



コピーの意図その③美しい日常に気づくきっかけをつくりたい。




さてこのコピー。日常は、アートだ。という単なる説明で終始しているように見せていますが、もう一つ裏テーマがあります。


それは、美しい日常に気づくためのきっかけ、機会をアートシェフがつくれれば最高だよねっていう話です。


ぶっちゃけた話、ぼくは普通の人に比べて無感動ですし、アーティスティックな感性も持ち合わせていません。コピーライター名乗っているので一応クリエイターには属すると自負していますが、その中でもかなり感度の低い、残念な立場にあるのかなと思っています。


多くの人に「ライターっぽくないよね」って言われますが、それでいいんです。仕事は順調に増えていますし 笑


で、そんな無感動な僕でも、カラダがざわつく瞬間があります。それは、懐かしい音楽や好きな匂いを嗅いだときです。


右腕の二の腕の部分から背中右上部にかけて ぞわぞわーっと なにかが流れるような感覚に襲われます。FF6の仲間を求めてとか聞くとやばい(←若者らしさを表現)。


鳥肌が立つって言いますが、これに近いですよね。ぼくはよく、カラダが泡立つと表現しています。ふつふつと何か体の芯から湧いてくる感覚です。とても心地いいです。


これらの感覚は千差万別だと思っています。ただ、その千、万ある感性に一つでも多く何かを届けたい、それがアートシェフの活動を通してできるなら、そんなに素晴らしいことはないのかなと思っています。



おっと、あっという間に2000文字近くになりました。まだまだ語り足りないところはありますが、あんまりくどくど言ってもしょうがないのでこのあたりで失礼します。

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